おばあちゃんと痴呆症
長野に住むおばあちゃんは、92歳。
一人で暮らしながら、自分のことが出来ていました。
去年までは。
2016年の1月、日本帰国した際に久しぶりに会いに行った
おばあちゃんは、膝を痛め、車いすになってしまった為に
自宅から5分の、お年寄りの為のセンターに入居したばかり
のところでした。
息子(おばあちゃんにとっては孫)にも会え、
みんなが集まったことに本当に嬉しそうでした。
生活は慣れた?と聞くと、
「食事はおいしくねーし、大概みんなボケてて話になんねぇよ」
と、相変わらずの毒舌ぶりでしたが、体が小さくなってしまっても
いつものおばあちゃんが見受けられて、私も少し安心しました。
2週間前のこと、LINEで両親から連絡があり、来週末に長野に行くよ。
とのこと。おばあちゃんの様子を見に行ってくるから、と。
どうやらすこーし認知症の気配があるのだとか。
私にはとてもショックなことでした。
あのシャッキシャキの男勝りなおばあちゃんが、呆けてしまうなんて。。。
退屈で刺激が無かったかな。行動が狭まって弱気になってしまったかな。
電話を切って、すぐに「エッセンシャルオイル家庭医学事典」を手にしました。
痴呆症・アルツハイマーでリサーチを始めて、何か出来ることはないか
一日中おばあちゃんのことを考えていました。
香りで脳を刺激することが効果的、ということが分かり、
すぐにRoll on bottleに良いとされる精油を調合しました。
フランキンセンス
サンダルウッド
共に10滴づつ、残りをフラクショネイテッド ココナッツオイルで希釈。
長野に到着した両親から、おばあちゃんの部屋でLINEが出来たので、
実際に首の付け根に塗ってもらいました。
後はもっと、本人の好みの香りや、昔の思い出が蘇るような記憶と直結した匂いが
分かれば、それを嗅ぐことも脳の活性化にはいいんだろう、と思いました。
日常生活の中の楽しみ(刺激)が大切なことはもちろん、
脳にも刺激を与えてあげることが、記憶の低下や活力の助けになるのですね。
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