原点


看護師の友人からの紹介を受けて、
83歳の日本人おばあちゃまのお話し相手のボランティアへ行かせてもらいました。

ハワイにはたくさんの勇気ある、移民の方がいらっしゃいます。
その方も若かりし頃、日本を離れた人のひとりで、聞くと長野の上田出身の方でした。

私の父も長野出身。私は育ちは茨城ですが、長野県生まれです。
長野にいる唯一のおばあちゃんには、海外生活の私にとっては頻繁に会うことができません。同じ長野の同郷、おばあちゃん孝行をさせてもらおうと伺いました。

1週間前にお話をもらった時は、達者にお話されてご飯も取られ、元気にしていたそうですが、先日私が訪れた時には、ホスピスケアが入ったところでした。

食事も取られず、昏昏と眠っておられる姿はとても平和で美しいものでしたが、部屋に入って最初に目にした時の衝撃はとてつもないものでした。
ここ何年も、私の日常生活の狭い世界の中では、お年寄りに触れ合う機会もなければ、迫り来る死の気配を感じる瞬間もなかったので、それは強烈に全身で衝撃を受けました。

滞在中の2時間は眠っておられたのですが、いざ帰ろうと出口で最後に声をかけると、うっすら目を開け起きられました。

長野の人なら皆知ってる(今の世代はわかりませんが。。。)と言われる長野県の県歌《信濃の国》というのがあるのですが、動画をおばあちゃまの耳元で流し、甥っ子さんが昨年日本に行った際に撮ってきた日本の桜や杉、お寺の写真を見せて歌を聞きました。

60年もの歳月が一瞬で蘇ったかのように、瞬きを何度もさせて「ビックリした」と声もかすれる声ですが、伝えてくださいました。
歌のことも、善光寺さんのことも、長野の美しい山々も思い出されたようで、心温まる貴重な時間を過ごすことができました。



学生時代は幼児教育の勉強に費やしてきたけれど、私の原点は、中学生の時の祖父の老人ホームでの思い出にあることを思い出しました。
ホーム独特の、薬や消毒の匂いは苦手だったけれど、エッセンシャルオイルを手にした今、ただお話し相手になるってことだけじゃない可能性と、希望、そして家族側の悲しみや喪失のケアをこのひと瓶のオイルは与えてくれるんだ、ってことをはっきりと確信しました。


これからもドテラ社のエッセンシャルオイルを伝道していくことは、私のライフワークとして、多くの人の健康や、心のケア、ケミカルフリーや生活の質の向上に寄り添っていこうと、心から感じました。

Root Kitchen

be natural, live natural, love yourself and spread to others. 自然にそって生きたいと願うナチュラルママのホリスティックジャーニー

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